メカニカルマジシャン


私がストリートマジックをするきっかけになった人物です。

1996年

       

1998年

 少し横長なのが、1996年にもらった名刺で、もう一つは1998年にもらったもの。
 オーストラリアのマジシャンで名前はよくわからないが、1996年に(大阪)梅田のお初天神通りで始めて見た時の演技は非常に感動した。
 1998年
には(やはり大阪)心斎橋のヤマハ前でパフォーマンスをしていたが、演目の内容は、二年前とまったく同じだった。

 いずれの年も彼は四月、五月のみしか来日(もしくは来阪)していなかったようで、1999年はどうも来ていないようだった。一年おきなのか、別の地域に行っていたのかも知れない。一年おきだとすると、今年出没するかもしれない(近年は見ません)

外観 

 ジャケットスラックス姿(1996年は紫の派手なスーツ1998年は茶色のジャケット)きちんとメークをしている。身長180センチぐらい中肉髪はちょっとクセ毛で耳が隠れるくらい色は確か茶系だったと思う。

 縦長のカバン(ソフトタイプ)紙袋の親玉みたいなやつを前に置き、さらにその前に底の深い長四角い缶を置き、『Money Talk』横に日本語で『お金、話す』と書いた紙を置いている。

演技 

 基本的に前の缶にお金が入るまでロウ人形のように動かない。珍しそうに人が立ち止まって見たりしてもじっとガマンの子(右手を胃の高さくらいで軽く指を指しているような姿勢)

 ある程度(10数人程度)集まった頃不思議と誰かが小銭を入れる(缶なのでかなり音がする)するとその音に反応したかのようにじっとしていた姿勢からゆっくり腰を曲げ始め缶をのぞく。この時金額が少ないと、のぞいた姿勢のままかたまり、首を左右に振る。

 金額がある程度もしくは追加で誰かが入れると、起き上がってきて右手の甲を下にして人差し指を曲げ伸ばしして, 入れた人を呼ぶ。その人が近寄るとその人の耳に手を伸ばしコインを出現させる。そのコインを左手に渡し上方に投げ上げると消え、缶に落ちて音を立てる。

 このコインの演技はオープニングだけでなくエンディングにも使われ,通常は無表情で演技している。ところが、エンディングのあと胸の前でグーとパーを合わせるようなポーズをし顔をしかめたあと、まるで夢から覚めたような表情をして始めて笑顔を振りまく、すると拍手の嵐が起きる、そのあとそれを押しとどめるように手を振りながら前の缶を持ち上げ2、3歩前に置く(バスキングの請求)

 するとほとんどの人が入れていた。

間の演目(主なもの)

1、ロープにスカーフを二回結びおまじないをかけると外れる。

2、不思議なスケッチブックとクレヨン。(ぬり絵のぬる前の状態→クレヨン消失、ぬり絵完成→白紙)

3、二本の赤と白のロープの白に三個の結び目をつくり二本揃えて両端を持ち振ると赤のロープに全ての結び目が移動する。

4、火の点いたタバコを握りこぶしに入れるが消える。

5、三本ロープ(教授の悪夢)

 大体はこの内容で、まれにエリスのリングやドリームバッグなどもやっていた。

 なお演技は全てサイレントでしていた。


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